暴食 Beelzebub
七つの大罪シリーズ 第三弾です。
今回はデコレーションダブルモールドウィップ(一本鞭)
ゴージャス
こちらのスワロフスキーモチーフはKIRA’S BODYアクセサリー の
KIRAさんに
お願い致しました。
ゴールドが映えますね
蠅だけに!
140cm一本鞭
メタリックオレンジ、シルバー、ブラックです。
切り裂くような鋭い痛みです
振り心地はヒュンヒュンです
求める程に遠ざかる供物としての陰翳へ
獲物を触肢で捕える様に 鋏角で貫く様に
衝動乱れ 突然襲う唇の群れ
選ぶことさえ認証されない
舌先を針として
前菜としては 嬲ることしかできないだろう
胃袋の痴情の果てに
蝕む事は蝕まれる事
撹拌されいく衣擦れの吐息
発達した部位は 砂糖楓で塗り潰せ
食は食で食でしかない食
自ずからを 自らの下拵えとしての創で刻んで
香料を振り掛けた 鮮麗な夜会服の儘
手折った命の記号だけ
似通う酒精の為だけに
総ての思想を燻製にして 垂涎の肢体を煮込んだ上で
賞味される音色は 脳で噛み締め 濡れ光り
楚々な旨味を散華させいく
薄皮を剥かれ 銀器の無意味で蘇り続けろ
子供が菓子を貪る様に 遊戯としてしか緻密ではない
秘めても淫らに 鏡は合わさり
極まった肉を断頭台の咢に掛けて
知り尽くされながら 喉元を通る度に
歯応えは 生と死の反芻として
欲気の余りに
得も云われぬ飛沫を垂らして
摂取されるのは造詣の鬱勃
ただ それは 夢視る夢の夢の夢
狼狽えた眠りの中の晩餐で
徒爾に 徒爾に 蒸留されいく
蜜とは人で 人とは揺らめき
魂とは異嗜