昔々とはまだ違いそう遠くない近い話
あるところに赤ずきんと呼ばれる女の子がいるらしい。
風に乗って遠い遠いこの町までその子の噂が流れて来ているようです。
「赤頭巾ちゃん、森の中のおばあさまへお届け物をしてくださいな」
そうママが言う。
「もちろんよ喜んで。」
満面の笑で返す赤ずきん
「では行って来るわね、ママ」
「気をつけていってらっしゃい」
そして森の中に入った赤ずきんは顔色が変わる。
目つきも鋭くなり普段にはないその表情である。
赤ずきんは「とある場所」に向かった。
階段を駆け足でのぼり勢いよく跳ね扉を開けた。
ご挨拶も無しでは失礼ですわね。
「今日和、ラムをいただけます?」
真っ赤なケープを羽織った少女から大人に変わるようなあどけなさを兼ね備えたその美しい美しい少女がラムを飲み干して、威勢良くグラスを置きこう言ったそうだ。
全体を囲まれたくさんの銃口が此方を見る
小さく溜息を付き深呼吸をした後、赤ずきんは大きな声で叫んだ。
「私のこの首欲しいなら遠慮いらない持っていきな?その前に家で待つ女房と子供に別れを告げて来な。」
彼女は賞金首だったのです。
普段はあり得もしないような懸賞金がかかっている。
破壊を愛するが故の彼女にとっては何の疑問もない純粋なる自分への欲望に忠実ただそれだけであるということだ。
いつものように町へ行き、彼女は其れをを生業としている。
手練の百戦錬磨の超一流
「女の子なら誰でも持っている一面に過ぎないわ。」
最近森で狼がでるという噂になっているのも実は赤頭巾ちゃんの仕業である。
森で絶対に私に会わないようにしてね。
それが私からも精一杯の優しさよ。
最後に教えてあげる私の名前は赤ずきんではなくてREDRUMよ。
兎に角此の世はくだらない。
退屈なんかして居られない。
両角皆杓 人となり已
憎悪とすれば
一時の満ち引きをも戒し
疑符の語尾をも 齎さず
今瀬に吾郷 城塞の一臂
創造の足るる 囀りを
意味鹹く 発するる我物
導の言霊は 罪の御園
一心欠くたりともすべからず
容赦こそを 吾忘れる事
月光の袂に 一滴の紅玉
我 救済足るべく 重罪を
掬い 泡沫に散せる理
相対する 息吹の導を
容赦を伴わず 咆哮せり
誘おう 我が楽園へと
拝辞のみを 凶弾する
赦されざる快楽への
階梯を独でに
十六夜初夏の操作主
今宵も朱色の道が咲く
MODEL SAYO
PHOTO TAKA JOHNNY
TOOL MAKE MADSTARSPIDER
SPECIAL THANKS NOE ONLYINTOKYO FROM 246
PRODUCE BY BOOGIE CAT WHIPS