新作の一本鞭です。名前は
ホワイトヘルハウンド WhiteHellHound
白い雪の様な、ずっしりとした鞭をイメージ
ヘルハウンド hellhound
ヘルハウンド hellhoundは「地獄の番犬」。ギリシャ神話のケルベロスをさす言葉。
あるいはイングランド南部・スコットランド一部の伝承の「黒妖犬ブラックハウンド」
(妖精,幻獣)のことをいうとも。
ケルベロスや北欧神話のガルムの他にも、世界各地で死の国に番犬がいる神話伝承がみられる。
ハウンドは「(狩猟huntingに用いる)犬dog」のこと。
古期英語でhellehund。古期フランス語などでもhundやhuntなどある。
ヘルは地獄。ゲルマン、北欧神話の死の国の女神ヘルと語源が同じ。
語源の*haljo には「隠す」や「アンダーワールド the underworld」といった意味がある。
この場合のアンダーワールドは「あの世、下界、よみの国」の意味であろうが、
「下層、どん底」 「悪の世界、暗黒街、裏街道」 「地下、海中」
「対蹠地(いわゆる地球の裏側)」などもいう。
英語、イギリスの伝承でみられる妖精犬、幽霊犬、悪魔犬の 「ブラック・ハウンド」「ブラック・ドッグ(黒妖犬)」の名称のひとつらしい。
一説では「羊や子牛ほどの巨大な黒い犬で、硫黄の臭いの炎を口から吐く。 触れる、姿を見た者を死に至らしめる。
突然、轟音とともに出現し、轟音、閃光とともに消える。地面は爆発したようにえぐられた跡が残る。
地方によっては子供の守り神として敬われる」
深淵を望む塔に相応しく宿るのは 気高き主と頭垂れる従者
最も完全な隷属とは 痛みさえ 悦びとして振る舞うこと
いや 真に悦びの感覚に包まれる
白い顎にかかった獲物は 恐ろしさと同時に
陶酔のともなう 痛みに至る意味を見出す
狼達の太陽が昇る夜
禁じられた遊びは 乱れた呼吸と脈搏の方程式を解き明かす
しなりに秘められた 白い論理によって
傷痕の陰影を導きだす
叫びを纏う深雪色の皮細工の極まった感覚を 貴方として
白より 白い一振りが振り下ろされる
危うさの伴なう知性の生み出した光と闇の相克に戸惑いながら
世界そのものを白く染め上げることになるだろう
貴方の認識 貴方が与える激しさに
精神の白は 密室に満ちていき やがては総てを覆う
永久に続く塔のために 痕を惹きだし続ける
最も完全な隷属を生む白
もう一つだけ 付け加えるならば
刻印とは 貴方自身を示す分身に他ならない
かなり硬い革でしたので編むのが大変でした。
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新作一本鞭「ホワイトヘルハウンド WhiteHellhound」
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